「プログラムは技術だけでは動かない」を読んだよ
全体感
全体的には,
プログラミングとは問題を解決するための一部分でしかなく,
目的,課題を達成するには,それ以外に対しても行動を行う必要がある.
ということでしょうか.
自分の近くだと,
- プログラミング(自分のできること) = 課題解決という状況に持っていこうとする人
- 課題解決とのズレを修正できない
- (上記と近いが) 課題解決がプロダクトを作るところまでで完了すると思っている人
- テストとか運営とかを考えない.
なんかが多い感じを受けている.
そういう意味でも,プログラマという肩書きは,あまり自分の好みではなく,
プログラミングが得意分野という前提はあるにしろ,
エンジニアとか,技術者とかが,
課題を解決するために動く人みたいで,いいってことですかね.
細かいこと
作るプロセス(順番)を考える
プロダクトを作る,実現する.という話.
「見積を考える段階」でプロトタイプを作る
これなんすよね.自分も同じ考えで,見積りするためにプロトタイプが書けない
ようなものって,すごく怖い状態だと思っています.
作るまでが仕事と思ってると,思い付かない発想なのかな,
と思ったりします.
この本には,それ以外にも
- 随時できたところから動作確認しよう
- 目的を達成するために努力する
- 敵に回すと怖い人こそ,本音のお付き合いを
みたいな話がでてきます.
何をするのか
事業とか,目的,問題を考える話.
製品開発・販売は,得意分野で勝負できて,売れれば楽しい
自分の仕事を能動的に選択できるチャンスが無い状態の人も居ます.
選択肢がある方は,幸いかもしれません.
自分の印象だと現状に受身になってしまって,
活動を自ら制限していらっしゃる方がいるようです.
より事業とか,その周りに関して積極的になれる人が増えると,
自分自身もより楽しい環境になったりしないかな?と思ったりします.
自分の近くだと,
事業にコミットしている人で技術的にバランスを取っている人が,
なかなか居ないように思います.
自らが事業をクリエイトしなくともよいのですが,
事業の種があれば,一緒に考えて,実際に実現する.
そんな動きがいいんじゃないかな,と思っています.
- 「売れる製品」を作るための秘訣
- 付加価値の高い仕事を得るには
とかが似たトピックでしょうか.
まとめ
アジャイルとかやってれば,当たり前なのかもしれないけど,
問題意識とか持ってもらう読み物という位置付けとしてはいいのかなー.
と思った次第.
あと,仕事の選択という意味では,
プログラマとして事業のことを考えないでソースコードだけ書く
みたいな仕事をやりたい人がいてもいいと思うけど,
事業方面にもコミットしていかないと,リスキーなんじゃないかな,
というのはあるかもしれない.
後輩に進める本とかにどうでしょか?
プログラムは技術だけでは動かない ~プログラミングで食べていくために知っておくべきこと
- 作者: 小俣光之
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/06/05
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